正規性検定・変数変換マクロ Data Transformation for Excel |
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※このソフトは、paper-ware (論文ウェア) とします。
このソフトを用いて、統計処理し、論文を作成された方は、以下の住所まで別刷・コピーを1部お送り下さい。
〒183-0026 府中市南町2-38-16 廣田 忠雄
※研究目的での再配布は自由ですが、商用目的での再配布・CD-ROMへ掲載する場合は、必ずこちらのメールまでご連絡下さい。
更新履歴 |
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過去の履歴 |
Excel 2001 | Excel 98 | Excel 5 | |
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Macintosh | ![]() 92kb |
![]() 137kb |
![]() 67kb |
Windows | ![]() 91kb |
![]() 94kb |
![]() 55kb |
Excel 2000 | Excel 97 | Excel 5 |
パラメトリックな検定は強力ですが、データが正規分布しているのが条件です。頑健さ(roboust)が証明されている検定も少なくありませんが、正規分布しているにこしたことはありません。その際に、適当な関数を用いて分布を正規分布に近づけるのは有効な方法です。
しかし、手持ちのデータがどの変数変換が適しているのか、また変換後に本当に正規分布に近づいているのか、確認するのは結構面倒でした。そこで、複数の変換を一発で吟味するためのマクロを作りました。
対数変換 | Log(x+1) |
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平方根変換 | Sqr(x+.5) ※値が2以下の場合、Sqr(x)+Sqr(x+1)も計算 |
逆正弦変換 | Arcsin(Sqr(x)) ※値が比率(0-1)の時のみ計算。 |
逆数変換 | 1/x or 1/(x+1) |
二乗変換 | x2 |
が一発で確認できます。
※Box-Cox変換については、現在開発中です。
※ Windowsの場合、対象のファイルは、Excel 98/2000 では "Data Transformation.xla"、Excel 5 では "dat_tran.xla"です。
(1) 変数変換したい、データ(数値のみ)を選択して下さい。
※空のセル・文字は無視されます。
(2)
Excel 97/98/2000 | Excel 5 | ||
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(3) 新たなワークシート "Result" が作られて、様々な関数で変換した結果が書き込まれます。
更に、各変換結果についてヒストグラムが作られます。
全て終了すると、Beepが2回なります。
※途中でクリックすると、フリーズすることがあるので、Beepがなるまでしばらくお待ち下さい。
(4) グラフ中の棒は変化した変数の頻度分布、平均値と標準偏差に基づいた正規分布から算出された期待値です。また正規性の検定のため、
D'Agostino-Pearson検定 | 歪度(skewness)と尖度(kurtosis)から正規性を検定 |
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Kolmogorv-Smirnov検定 | 正規分布から予想される頻度と比較 ※連続変数として扱っているので、ヒストグラムで用いている範囲で検定しているわけではありません。 |
![]() |
両検定法の検出力 | ![]() |
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が算出され、度数分布表の下に表示されます。棄却率(p)が5%以上の場合、正規分布と有意差が無いと判断されます。
※p値は近似式を用いて算出していますが、サンプル数が大きい (> 20) とかなり正確です。しかしサンプル数が少ないと、近似も悪化しますし、検出力が落ちます。
技術情報:変数変換、D'Agostino-Pearson検定・Kolmogorov-Smirnov検定の算出法、p値の近似値の算出法は、Zar, JH (1999) Biostatistical Analysis, 4th ed., Prentice Hall に従いました。 |
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